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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

誤った伝承

誤った伝承

武術が長年にわたって代々継承されていくうちに変容・変質していくことは致し方ないことである。
それは伝承する者の体格であったり (師匠と弟子の体格が極端に異なると、そのままそっくりの体動は再現できない)、修行期間であったり、伝承能力であったりということに起因する。

しかし、そうした状況下にあっても武術の大原則というものは絶対に墨守していかなければならない。
その大原則が失われた例として、

○手裏剣を打つときに野球の右投げと同じように左足前で打つこと。
○長柄の道具を使う時に前足の爪先が前を向いていないこと。

などがあり、このような致命的な誤伝が各流各派で散見されるのが現状である。
大原則だけは絶対に崩してはならない。

槍術は宝蔵院流を伝え、柔術・手裏剣は制剛心照流を伝えた山口喜一氏の写真を見ると、槍の足も手裏剣の足も正しく使われていることが一目瞭然である。

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(完)
by japanbujutsu | 2018-05-10 17:52 | 技法研究の部屋 Skill