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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

ペーパーナイフ

ペーパーナイフ

古伝は古伝として絶対に崩してはならず、付加伝は付加伝として相伝者が増補して教授すればよい。
たとえば、関口流抜刀でも先々代の青木、先代の亀谷と二代にわたって付加伝が増補されている。

さて、甲陽水月流手内剣も研究と実践が進み、相伝するに値する段階に来た。
先週末、東京の骨董市で七宝焼きのペーパーナイフを二本購入した。
これを手裏剣に加工して打剣の具合を検証するためである。

加工前。

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加工後。

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さて、試技の結果、これはまったく手裏剣に向いていないことが判明した。
これだけ短く薄く軽量になると、もろに空気抵抗を受けてしまい、先端から的に飛んでいくことが不可能なのである。
そしてまた、脆い。
一度打つ度にナイフが微妙に曲がるのである。
しかし、工夫や検証は武術家には重要な仕事の一つである。
試技をしなければ 「実際にどうなるのか」 ということは検証できない。

このペーパーナイフ、どうするか?

そして、日課である手内剣を打つ。

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やはり爽快である。





(完)
by japanbujutsu | 2018-05-16 17:28 | 手内剣探究 shunaiken

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