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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

松坂次良左衛門臣盛

松坂次良左衛門臣盛

現在、水月塾において穴澤流薙刀と天道流武術を専門に稽古している横浜稽古会の吉元恵美さんが、新庄藩における穴澤流の歴史を調査されており、先日 『新庄市史別巻 自然・文化編』 に掲載されている穴沢流薙刀第十一代師範の松坂次良左衛門が写る写真の存在を教えてくれた。

松坂師範は藩の武芸演武場が閉ざされた後、自ら新庄城趾に尚武館を設け、そこで新庄藩伝来の武芸を伝授した。
筆者の師匠、五十嵐きぬ先生の教示によると、松坂師範は立派な顎髭を蓄えていたというから、この写真で薙刀を立てて構えているのが松坂師範であろう。

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もちろん穴澤流の構えである。
襷を掛け、袴は股立を取っている。

思わぬ出会いに感激した。
松坂師範は身体が小さいと見えて、薙刀が随分と長く見えるが、それを差し置いても長い薙刀には違いなく、これこそ男薙刀であることがわかる。
どこかにこの薙刀が残っていないだろうか。

吉元さんの今後の調査に期待したい。






(完)
by japanbujutsu | 2018-06-11 19:41 | 穴澤流薙刀 Anazawa ryū