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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

墳原卜伝流当身拳法(1)

墳原卜伝流当身拳法(1)

水月塾埼玉支部長は当身が大好きであり、柳生心眼流や柴真揚流を大変好んで稽古している。
また、氏は独自に柳剛流の殺活術の研究も精力的に進めている。

筆者の公刊本のデビュー作 『 日本柔術当身拳法 』 は愛隆堂の武道書の中でダントツ一位の売り上げを記録しており、恐らくこの半世紀に出版された武道書の中でもベストセラーではないかと思われる。
(ちなみに他の同種の本の10~15倍の売り上げを記録している)

今回は、松代藩に伝承した系統の墳 (塚) 原卜伝流腰廻 (腰廻とは柔術のことであり、居合ではない) の絵目録によって、敵と接触した瞬時に食らわす当身の技法について、少し述べてみたい。

まずは、水月の当て。
これは、我の右手を敵が行き違いざまに右手で掴んだ瞬間、我は転身して左手で敵の右腕の逆を極め、すかさずその右背掌で敵の水月を当てる。

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という凄まじい一手である。
最初に水月の当を持ってくるのは、それが最重要であり、しかも極意であるからだ。

これを武田流合気之術 (大庭一翁が八光流から開創) では 「ほぞち打ち」 という。
筆者もそれを学生時代に学んだことがあり、打ち方に秘伝・口伝がある。






(つづく)
by japanbujutsu | 2018-11-07 17:40 | 技法研究の部屋 Skill