墳原卜伝流当身拳法(2)
今回は、敵の右雁下を当てる「野中大手」の一手を紹介する。
これは敵が右拳を振り上げた瞬間に飛び込み、その肘を右手で止め、すかさず左拳で右雁下を当てるという手である。
当てに用いる拳は返さず、手の甲を下にしたまま、捻らずに突く。
これは柔術における当身の鉄則である。
右手で受けて左拳で突くのは、敵の死角に入るための重要な捌きである。
一つの絵から学ぶことはいろいろある。
(完)
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