ISBA制定柔術
わがISBAには古流柔術各派の形を整理統合した制定柔術(国際水月塾武術協会指定日本柔術=甲陽水月流)がある。
海外支部では老若男女すべての会員が必修、日本の本部においても有段者の必修武術と位置づけている。
そして、海外との交流をする上でお互いのレベル、修行進度が一目してわかる段位制度を導入している。
海外では伝授巻(巻物)の伝授を望む者はごく一部に限られ、多くの者は現代武道システムの段位に関心がある。
日本では逆に古流の階梯に拘泥する者が多く、段位を拒否する傾向が見られる。
ISBAの第一の目的は、武術を通しての国際親善と国際交流にあり、全会員が共通して共に稽古のできる日本柔術を必修とし、その段位を取得するために共通の教習課程を設定している。
これからの時代は狭い日本だけでは武術を継承していくことは無理である。
平成以降も多くの古流が滅びた。
(完)