戸田一心斎の墓碑発見
京都の武術史蹟を探訪した。
今回、予期せずして出合った墓碑の一つが「戸田一心斎先生墓」。
戸田一心斎は江戸後期から幕末にかけて京都随一の門人数を誇った直心影流剣術の師範で、新選組とも関係が深い。
彼の事績調査はこれから時間をかけて行っていきたい。
今の時代、武道史を研究する人がいなくなり、それに拍車を掛けるように武道雑誌はどれも歴史や文化を扱わなくなった。
「研究」「調査」「出版」という言葉が武道界から消え去る日が迫っている。
世の武道家の奮起を期待したいところだが、今時の武道家は勝ち負けと段位にしか興味がない。
「武道王国日本」という言葉は今や死語となっている。
(完)