ブログトップ

国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

japanbujut.exblog.jp

本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

カテゴリ:台湾彰化金鷹拳 Kung-fu( 18 )

金鷹拳独習

一昨日の定例稽古ではB氏とともに約2時間、金鷹拳を稽古した。

そして、自宅に戻ってさらに30分ほど汗を流した。

b0287744_20235428.jpg

そもそも膨大な套路を有する金鷹拳は、筆者が習得している拳套をすべてやろうとすると、一回ずつでも一時間ほどかかる。

b0287744_20241287.jpg

これに兵器の套路を加えると、さらに30ほど必要になる。

b0287744_20243098.jpg

これに対打を加えると、さらに1時間ほどかかる。

b0287744_20245611.jpg

それほど金鷹拳の套路は豊富なのである。

b0287744_20252253.jpg

だから普段の30分ほどの稽古では、いくつかの套路を選定して練武する必要がある。

終わると呼吸がかなり激しくなるので、ご老体の我はあまり無理をしてはならない。






(完)
by japanbujutsu | 2019-01-15 20:08 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
金鷹拳の自主練

金鷹拳は套路で拳脚を練ることができるため、いつでもどこでも天気がよければ外で稽古ができる。

b0287744_1344027.jpg

日課の金鷹拳は手内剣とともに各30分ずつの稽古。

b0287744_13443021.jpg

しかし、どんなに寒くても一時間で身体はホカホカになり、血の巡りもよくなるため、心身共に快適になる。

b0287744_13451136.jpg

還暦を迎えた身にはこれくらいの運動がマックスでもある。
無理に身体を動かすと、明日、明後日の生活に響いてくる(泣)

まあ、金鷹拳は三度の飯より好きだから、毎日やらねば気分が冴えない。
今はもう上手くなろうなどという向上心は消えており、全伝をだれかに伝えるまで、なんとかして現状維持をせねばという気持ちだけで続けている。

若いやる気のある後継者はどこにいるのだろうか。

退職したら、海外に渡航して、どこかの国の若者に伝えておこうか・・・

日本は絶望的である。






(完)
by japanbujutsu | 2019-01-13 07:33 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
金鷹拳の要訣図

これは金鷹拳の要訣を表す図である(本邦初公開)。

b0287744_2113740.png


一部の門人には簡単に説明したことがあるが、深い意味まではまだ誰にも伝授していない。

というよりも金鷹拳を真剣に学ぼうとしている人が根本的に不足している。

この図が見事に自然界を表象し、なぜ故に美しく、力強いのかを、振興社の先人達は実地を介して伝えてきた。

運動神経に優れ、才気があり、心が健全な若者が現れれば、徹底的に仕込んで後を継がせるのであるが、この時勢ではもう無理なのだろうか。







(完)
by japanbujutsu | 2018-10-24 17:01 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
七星齊眉棍

七星齊眉棍は拳法を約1年学んだ後、最初に学ぶ兵器である。
七星というのは套路線に由来する名称で、齊眉棍というのは棍を立てたときにその長さが自分の眉の高さになる棍のことをいう。
齊とは等しいという意味である。
この教えは日本の杖術にも影響しており、例えば天道流の杖でも各自の眉の高さと同じ長さの杖を使用するため、その杖は各自で特注しなければならない。

しかし、振興社の武術ではこの齊眉棍を基本とはするが、時に七尺棍や九尺棍を使って同じ套路を演じることがある(写真は七尺棍)。

b0287744_20231926.jpg

この他にも丈二棍という十二尺の長棍があるが、これは演武場の清めに使用するもので、套路がない。





(完)
by japanbujutsu | 2017-02-04 17:09 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
金鷹拳必殺技 「落嚢」

金鷹拳に敵の陰嚢を握り潰す「落嚢」 という必殺技がある。
敵のいかなる攻撃をも外すことができる手技を使い、敵の正面に入身して身体を一気に沈め、右掌で陰嚢を握り潰すのである。

b0287744_2214241.jpg

その握り潰し方まで口伝されている。





(完)
by japanbujutsu | 2017-02-02 17:06 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
釈迦と金鷹拳三戦

時は春。
摩耶夫人は旅をしていた。釈迦国の首都、カピラ城から里方のコーリヤ国に里帰りして出産するためである。途中、ルンビニーの園で、小憩をしたそのとき、彼女の右脇下を破って、1人の男児が出生した。摩耶夫人と釈迦国の王である浄飯王とのあいだの子、シッダールタ太子の誕生である。後に出家をし、悟りを開いて仏陀となった、釈迦、その人である。
西暦紀元前566年の4月8日のことだった。
摩耶夫人の右脇下を破り出た、シッダールタ太子をしっかり受け止めるべく、地上に忽然として七茎の蓮の花が咲き出した。太子はその上に降り立った。そして、ゆっくりと、着実に、だれの助けも借りることなく、七歩を歩く。七歩目、彼は立ち止まる。
右手をあげ天を指し、左手は地を指し、太子はりんりんと響き渡る声をもって宣言した。

b0287744_20571485.jpg

「天上天下唯我独尊」。
それは、太子の産声。
「天にも地にもただ我ひとり尊い」 とは、のちに太子が「仏陀」となって、この世の人々を救済することの、いわば予告的な宣言であった。

さて、この物語が中国に入り、後世の拳法の形成に大いに影響した。
わが金鷹拳の最初の套路 「正三戦」 は正にこの物語を形に表現したものである。
そして三番套路の「四門三戦」は釈迦の出家の様子を表現している。
拳法はただ単に戦うための技に固執しているわけではなく、こういった宗教的・芸術的表現を多分に含む意味深長な身体文化なのである。
by japanbujutsu | 2016-04-20 17:43 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
三戦・三揲頭

振興社金鷹拳に伝わる套路の中から基本中の基本である三戦の中の第一套路「正三戦」と揲内拳でもっとも人気がある套路「三揲頭」の動画を紹介する。

三戦の演者は陳炎順師父の孫、呂忠芫。




三揲頭の演者は呉幸先師の長孫、呉祈祷。


by japanbujutsu | 2014-09-16 17:30 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
彰化南瑶宮獅陣

彰化市の南瑶宮は呉幸先師が武館を開いた場所である。

陳炎順師父の振興社彰化団とは別に、ここにも呉幸先師系の武館が今もあり、今回はその南瑶宮振興社の獅陣を動画で紹介する。

拳法を修練する者はこの獅子も舞うことができなければいけない。





各門派では舞う獅子の形状まで詳細に決められている。振興社の獅子は閉口緑頭獅で額に火炎があり、耳が動く。背には五色の鬣を有し、七星に歩く。
by japanbujutsu | 2014-09-14 17:10 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
振興社伝 七星齊眉棍

振興社の兵器、七星齊眉棍を紹介する。
ジグザグな套路故に七星の名が付けられている。
本来は齊眉棍(棍を立てて眉までの高さ)を用いるが、動画では七尺棍を使っている。
各老師によって套路にわずかな違いがある。
ここでは劉瑞燻(劉國良老師の甥)老師による動画をご覧いただきたい。





北派の体操競技のように派手に飛び跳ねて走り回る「演技」と違い、質実朴訥な「武術」としての棍法である。
by japanbujutsu | 2014-09-12 17:49 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
鼓楽の実演奏

それでは振興社の表演時における鼓楽の実演を紹介する。

鼓楽は行進時に打つ「行進鼓」、舞獅奉納時に打つ「獅鼓」、武術表演時に打つ「套頭鼓」、団体表演時に打つ「戦鼓」がある。

使用する楽器は「太鼓」「大銅鑼」「小銅鑼」「鐃はち」などすべて打楽器である。





奏者は劉國良老師
by japanbujutsu | 2014-09-10 17:48 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu