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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

カテゴリ:関口流抜刀 Sekiguchi ryū( 43 )

関口流抜刀長歌(自作)

左剣とて 極意なりとも 手拍子の 勝身正しく 青柳は 水に移ろう 笹之露 流れて早き 雲井の 影ぞ移ろう 恋の剣 不意を打つこそ 乱星 払いて見れば 横雲か 力頼みは 小続松 動けば敵の 下藤 車返しの 勝太刀は 関口流儀の 居合なるべし

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(完)
by japanbujutsu | 2018-10-04 17:23 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
関口流抜刀術駿河道場での3ヶ月振りの定例稽古。

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習い覚えた全形を錬成。

稽古着はビッショリ!!






(完)
by japanbujutsu | 2018-09-18 17:47 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
五十而知天命

筆者は五十路を過ぎて思うところあり、関口流抜刀指南駿河館の萱間静林師範に入門した。
今年で9年目になる。
もちろん今でも稽古日には休むことなく通っている。
師範は御年八十一。

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今でも関口流独特の 「飛び違い」 をこなす。
もうすでに伝えられている技法はすべて相伝しているから、筆者がここに通う目的はただひたすら行ずる「稽古」 のため。
居合は一人稽古であるが、自分一人で、あるいは自分が指導する稽古場で稽古するのとは、まったく異なる環境が駿河館にはある。
技を検証していただけるのはこの稽古場でしかない。
最近はほとんど矯正されることがなくなってはいるが、毎回約三時間の稽古は、実に有意義で楽しい時間である。

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これが天命であるとしたら光栄この上ない。





(完)
by japanbujutsu | 2018-08-07 21:55 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
口伝

昨日は関口流抜刀術駿河館での稽古であった。
近頃、東京から新入門者が来ているが、昨日は休まれたので、久しぶりに師匠とマンツーマンだった。
逆袈裟切りを一時間ほど試技・錬成し、それまでなかなかうまく刃筋を通すことができなかった形において、かなり正確に切り上げる方法を体得できた。
一時間、切り続けたので腕は棒のようになったが、その甲斐あってよい成果を得た。
これは駿河館の 「口伝」 として後進に伝えていく。

下の写真は、関口流初本の 「抜打先之先」 における、柄上げ。
複数の口伝が凝縮されている。

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(完)
by japanbujutsu | 2018-04-30 19:05 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
関口流抜刀における抜き方

これから記述することは口伝の部分が多いので、簡略して書く。
関口流における抜刀の方法について。
これはあらゆる居合の流儀における最重要の部分である。
にもかかわらず、各派で抜き方が大きく異なっている。
では本来はどのように抜くのが正しいのか、少しだけ述べてみたい。

一、鞘払いの際、腰を十分に開くこと。
 これについては九州系や岐阜系の一部では左足を引かずに抜いている。下の青木の写真を見れば明白であるが、左足は十分に引かなければいけない。

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一、抜くとき柄は左胸に近づけ、刀は左耳に沿って真上に抜くこと。
 原野系以外の熊本および大分系ではなされていない。岐阜系でも一部ではなされていない。

一、 「抜打先之先」 における抜いた後の所作
 熊本の原野伝では片手切りで面、または小手を止める。現在、この片手切りを伝えている系統は皆無である。

一、小手を止めたときの姿勢
 片手切りでは完全一重身、岐阜系の一部では半身、その他は完全に正面体になっている。これは止めた際に両手持ちになるための変質である。下の関口流図画では半身を保っている。

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一、飛違
 これは絶対に飛び上がってはいけない。頭の高さを変えずに飛び違える。そのための特殊な鍛錬法がある。熊本系と岐阜系の一部が飛び上がっている。

以上であるが、人間が生身で演じる武術。
変質は相伝の中において必ず生ずるものであって、各派を非難するものではない。
ただ、一相伝者として正しい古伝の技術を問うのは必要なことである。

※詳しい考証はすでに 『 水月 』 (153号) でなしている。






(完)
 
by japanbujutsu | 2018-03-25 17:43 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
箱根神社奉納演武記念

本日は今年最後の関口流の稽古であった。
そこで、先日行われた箱根神社での奉納演武の際に、芦ノ湖をバックに撮影した全員の写真をいただいた。
データではなく、プリント写真からのコピーなので不鮮明なのは仕方ない。

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本日、東京から駿河館に入門者があった。
もちろん筆者のことを知る人。
長く続くことを願っている。





(完)
by japanbujutsu | 2017-12-17 19:27 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
関口流抜刀術駿河館 箱根神社演武会

12日(日)、静岡県裾野市の関口流抜刀術駿河館は、箱根神社で演武会を開催した。

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正式参拝の後、武道場にて午前・午後の二部に渡って演武した。

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(完)
by japanbujutsu | 2017-11-14 17:14 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
流儀研究資料

関口流抜刀を始めてから流儀研究のために少しずつ伝書類を収集してきた。
それが数年でこれだけになった。

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これ、すべて関口流の伝書。
流儀の歴史や文化を知ろうと思ったら、まずはその一次資料である伝書を収集しなければいけない。
これなくして研究は成立しない。

現存流儀の伝書がいろいろな場所で売られているのに、その流儀を修行している人たちはなぜそれに興味がないのだろうか。
だから日本人は何も大成することができないのだと思う。






(完)
by japanbujutsu | 2017-08-21 17:56 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
関口流のビックリ伝書 最終回

最後の謎はこの伝書の発行人。

伝書は文化二年に「東清葉鎮守府堂 樋口牧太尉源義局」が差し出している。

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まったくお手上げであるが、長崎か、あるいは長州に伝播した系統であるかもしれない。

後考に待つ。





(完)
by japanbujutsu | 2017-08-02 17:32 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū
関口流のビックリ伝書 ④

最後に驚くのが系譜。
元祖関口柔心を魯伯としているのは大きな間違いであるが (二代目氏業の号)、こんなことよりももっと凄いのは、その二代後に渋川伴五郎の名があり、氏業と伴五郎の間に謎の人物 「落合小兵衛尉」 が入っていること。

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これはあり得ない。
しかも伴五郎の諱が 「元利」 となっているが、これも初見である。

しかし、いずれなんらかの情報に出合うかもしれない。




(つづく)
by japanbujutsu | 2017-07-31 17:18 | 関口流抜刀 Sekiguchi ryū