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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

カテゴリ:手内剣探究 shunaiken( 58 )

開悟

何事もまずは黙って三年稽古。

慣れてきて初めて気づくこともある。
そこで少しはもの申す。

いつもの天剣(七寸針剣)による間合い三間からの直打法。
最初の五打は角度と的中度が悪い。

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早打ち三巡目に速度、角度、的中度の三拍子がこの日(11/3)初めて揃う。

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空も気持ちも快晴。







(完)
by japanbujutsu | 2018-11-13 17:57 | 手内剣探究 shunaiken
甲陽水月流手内剣開創秘話

手内剣研究を始めた頃、それを知った旧知の祖父江利久先生 (武田流合気道埼玉綜武館長・糸東流空手道師範) より 「これを差し上げますので使ってみてください」 と、骨董の手裏剣をいただいた。

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最初は、五寸針剣だけで開創しようと錬成していたところにこの手裏剣と出合い、筆者の手裏剣術研究は一気に開眼し、大きく進展した。
同好の士というのは本当にありがたい存在である。
祖父江先生には心から感謝している。

いただいたのは七寸の丸棒手裏剣である。
打ってみると、なかなか刺中しない。
そもそも、このサイズの丸棒手裏剣は 「白井流」 として半転打法されるものであるが、それをよしとしない筆者にはなかなかしっくりこなかった。

間合い三間、直打でしばらく打ち続けていると、なんとなくバランスと打ち方に妙を得た。
それからは一転して、この手裏剣の特性を把握し、刺中率も格段に上がった。

それで、今まで使用してきた五寸剣を 「水月針剣・人剣」 とし、七寸剣を 「水月針剣・天剣」 とし、その中間の六寸剣を 「水月針剣・地剣」 として、世に甲陽水月流手内剣の開創を奉告した。

手内剣の稽古場は、我が家の庭なので、それ以来、好天の日には必ず稽古をしているが、最初の五打は全中することが多い。
しかし、刺中角度が悪い。

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その後は決まって早打ちをするので、極端に刺中率が下がり (これも稽古のうち) 、最後はゆっくり力強く打つので、的中率も上がり、納得のいく稽古ができている。

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いただいた手裏剣は、柄糸も強固に固めて、そのままの状態で打っている。
新しい糸に巻き替えることなど、もったいなくてできない。
鉄心は手打ち鍛えなので肌目に凹凸があり、長さも若干不揃いである。
それがまたいい。
玄人好みの手裏剣だ。







(完)
by japanbujutsu | 2018-11-03 17:18 | 手内剣探究 shunaiken
長剣を打つ

甲陽水月流手内剣を開創して早一年と九ヶ月。
手内剣の稽古を始めてからは約二年半になる。
その間、悪天を除けばほぼ毎日的に向かい、納得するまで打ち続けている。

現在、打っているのは専ら長剣である。

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中央の三本は甲陽水月流水月針剣のうちの天剣で長さは七寸、その他は江戸期の古手内剣で七~八寸ある。

間合いは最大で三間、右足前右手打ちの順体直打法である。

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運体は神道無念流立居合に準ずる。

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畳を貫通する速さと強さで打つ。

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(完)
by japanbujutsu | 2018-10-08 17:54 | 手内剣探究 shunaiken
暑中見舞い申し上げます

今年は異常に暑い。
若いときは暑くても寒くても平気だったが、歳をとるにつれ、暑いのが嫌いになり、今では寒いのも嫌いになった。
だから夏も冬も気候がいいヨーロッパに逃れる。
しかし、そうはいっても仕事があるから戻らなければならない。

そして暑さと闘いながら武技を練る。
手裏剣なんぞは屋外稽古だから30分も打てば、汗は滝の如く流れてくる。

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しかし、打たねば技倆が落ちる。


皆様、熱中 ( 暑さと武術 ) 症にはくれぐれもご注意を。







(完)
by japanbujutsu | 2018-08-09 17:57 | 手内剣探究 shunaiken
七寸針剣(天剣)の打法

七寸針剣 (天剣) がわが甲陽水月流水月針剣の中では最も長い寸法の手内剣になる。
基本は丸棒形であるが、平打型も応用として取り入れている。
この二つを混ぜながら、左手から右手に取った瞬間に形状を認識し、即時に打点を決めて打ち放つ。
地剣 (六寸) と人剣 (五寸) はほぼ仕上がっているので、最近はもっぱら天剣に絞って稽古をしている。
しかし、雨天が続いて3~4日打てないと、途端に手の内が狂うから不思議だ。
幸い天気さえよければ、稽古場は自宅の裏なのでいつでもすぐに稽古はできる。
これをもう丸二年続けているから、かなりの練度である。
甲陽水月流では以下の事項は行わないことにしている。

1、三間以上の間合い
2、左手打ち、掬い打ち
3、捻体打ち
4、刀併用打ち
5、回転打ち
6、左手剣先把持

以上は武術の理念に反するがゆえに甲陽水月流では厳禁している。

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(完)
by japanbujutsu | 2018-07-11 21:17 | 手内剣探究 shunaiken
甲陽水月流手内剣(水月針剣)天剣を打つ

正統な手裏剣術が全国どこにも伝承されていないので、残されている確かな文献から古(いにしえ)の技法を探求し、実践していくしか、その道を究める方法はない。

正統だと期待していた某流派の手裏剣術が、とある流派からの転用であると聞いてガッカリした。

さて、当国際水月塾武術協会で稽古している甲陽水月流手内剣は、打法は根岸流と大差はないが、身体の使い方はまったく違っている(制剛心照流に倣う)。
それは何度も書くように、我が流派の手内剣は右足前の右手打ち、すなわち順体打ちであること。
最初は左足前で構え、右足を進めて順体で打つ。
だから敵との間合いは打つ瞬間に三尺ほど詰まる。
剣の袈裟斬りをそのまま手裏剣に応用した打法である。

このところ三間から天剣(七寸水月針剣)を放つ稽古を専らとしているが、本日は10分間打ち続けて全中という奇跡的な稽古ができた。

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久しぶりに雨が上がったので、調子がよかったのかもしれない。
本日の狙いは 「水月」。

かなりまとまって的中した。





(完)
by japanbujutsu | 2018-06-21 20:29 | 手内剣探究 shunaiken
香取真魂流飛刀術手内剣

仙台藩士今野家の家伝である天真正伝香取真魂流飛刀術手内剣を打つ。

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もちろん流儀は絶えているが、手内剣を打ってみることはできる。
面白いことに、水月塾の甲陽水月流水月針剣のいずれとも異なる打法でなければ刺中しないことが判明した。
いろいろと工夫しているうちに、特殊な打法で刺中させることができたが、やはり三間での刺中率は低い。

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このような平打ちの幅広の手内剣は手の内に今一つ疑問が残り、甲陽水月流ではこれを採用しない。






(完)
by japanbujutsu | 2018-06-03 17:31 | 手内剣探究 shunaiken
初打

最近、日が長くなってきたので、毎日帰宅後に30分ほど手内剣を打つことができる。
その初打はいつも演武のつもりで打つ。
昨日の初打は三間の間合で天剣 (七寸針剣) 八打八中。

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丸形・平形・極太形・台形形の混ぜ打ちである。
しかし、見事に顔も心臓も外してしまった。
まあ、その方が致命傷にならなくてよいだろう。
しかし、敵が動くことを考えると、そのくらいは外した方が逆に命中するのではないかという意見がないでもない。
しかしまた、これは未熟者の言い訳に過ぎない。





(完)
by japanbujutsu | 2018-05-30 17:36 | 手内剣探究 shunaiken
根岸流を打つ

研究の必要上、根岸流の手裏剣を打つ。

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この手裏剣は直打により、間合い三間から全力で打つ必要があるため畳にも深く突き刺さる。
短く太いため軌線に乗りやすく、八寸的への刺中率は十打八九中というところ。
手裏剣が日本武術であるかぎり、右足前の右手打ちは大原則である。
手裏剣を野球と同じに考えてはならない。








(完)
by japanbujutsu | 2018-05-25 17:54 | 手内剣探究 shunaiken
的中率

暖かい好季節になった。
毎日の帰宅後の日課である手内剣稽古。
最近はもっぱら七寸針剣の 「天剣」 を打っている。

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「六寸地剣」 と 「五寸人剣」 は近距離で最高の速度を出して打つことが可能であるが、「天剣」 は間合い三間の八寸的で打つため、命中率と速度がどうしても下がってしまう。

しかし、このところの毎日の稽古で命中率は十打八九中まで上がり、あとは速度の克服だけが課題として残っている。






(完)
by japanbujutsu | 2018-05-20 17:10 | 手内剣探究 shunaiken