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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

カテゴリ:手内剣探究 shunaiken( 59 )

的中率

暖かい好季節になった。
毎日の帰宅後の日課である手内剣稽古。
最近はもっぱら七寸針剣の 「天剣」 を打っている。

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「六寸地剣」 と 「五寸人剣」 は近距離で最高の速度を出して打つことが可能であるが、「天剣」 は間合い三間の八寸的で打つため、命中率と速度がどうしても下がってしまう。

しかし、このところの毎日の稽古で命中率は十打八九中まで上がり、あとは速度の克服だけが課題として残っている。






(完)
by japanbujutsu | 2018-05-20 17:10 | 手内剣探究 shunaiken
ペーパーナイフ

古伝は古伝として絶対に崩してはならず、付加伝は付加伝として相伝者が増補して教授すればよい。
たとえば、関口流抜刀でも先々代の青木、先代の亀谷と二代にわたって付加伝が増補されている。

さて、甲陽水月流手内剣も研究と実践が進み、相伝するに値する段階に来た。
先週末、東京の骨董市で七宝焼きのペーパーナイフを二本購入した。
これを手裏剣に加工して打剣の具合を検証するためである。

加工前。

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加工後。

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さて、試技の結果、これはまったく手裏剣に向いていないことが判明した。
これだけ短く薄く軽量になると、もろに空気抵抗を受けてしまい、先端から的に飛んでいくことが不可能なのである。
そしてまた、脆い。
一度打つ度にナイフが微妙に曲がるのである。
しかし、工夫や検証は武術家には重要な仕事の一つである。
試技をしなければ 「実際にどうなるのか」 ということは検証できない。

このペーパーナイフ、どうするか?

そして、日課である手内剣を打つ。

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やはり爽快である。





(完)
by japanbujutsu | 2018-05-16 17:28 | 手内剣探究 shunaiken
天剣(七寸針剣)を打つ

五寸の人剣の高い的中率が十分に確保できているため、最近はもっぱら七寸の天剣を打っている。

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それで今回、ちょっとした気づきがあり、刺中率が格段に高くなった。

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あとは速度と的中率を向上させていくことが当面の課題となりそうだ。





(完)
by japanbujutsu | 2018-05-12 17:59 | 手内剣探究 shunaiken
天剣と人剣、そして根岸流

四月になってから仕事が終わった後、毎日、手内剣を打っている。
もっとも重点的に打つのは七寸の水月針剣=天剣(七寸)、間合いは三間。

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五寸の人剣は命中率も高いから、仕上げに打つだけ。間合いは一間半。

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天剣だけは打法が異なるため、常に同一の投げ方が求められる。
地剣(六寸)と人剣(五寸)は滑走打法であるのに対し、天剣だけは一点推打法なのである。

根岸流も滑走打法である。
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(完)
by japanbujutsu | 2018-04-26 17:19 | 手内剣探究 shunaiken
混ぜ打ち

左手に種類の異なる手内剣を持ち、ランダムに右手で取り上げて打つ。
これを甲陽水月流では 「混ぜ打ち」 という。

今回は、道場稽古では絶対にしない他流の混ぜ打ちをやってみた。

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甲陽水月流と根岸流の混ぜ打ちである。

各5本ずつ、計10本を左手に持って三間強の位置に立つ。
甲陽水月流を取ったら右、左、右足と踏み込み二間で、根岸流を取ったら右足を進めて三間で打つ。
右手の内でどちらの手内剣か瞬時に判断する。

この両流派の投擲法は、順体逆体の違いを除けば、手離れの操作は同じなので、容易に刺中することができる。







(完)
by japanbujutsu | 2018-04-07 14:48 | 手内剣探究 shunaiken
多種連打

昨日は上京を予定していたが、あまりにも雑務が蓄積しており、やむを得ず取りやめ。
といっても折角の小春日和なので、武術の稽古は欠かさず実行。
雪もなくなり、手内剣が打てるようになった。

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ところが、先日来の積雪やら暴風雨とやらで、畳が締まってしまい、強打しないと剣先が当たっても落下してしまう。
しかし、これはいい稽古になる。
今回は、いろいろな種類の手内剣を連打してみる。
右手に持った瞬間、長さとバランスを察知して投擲する。
これがなかなか面白い。
的中率は高くても、刺中率は低いのである。





(完)
by japanbujutsu | 2018-03-04 17:59 | 手内剣探究 shunaiken
手内剣の手入れ

しっかりと棒身を鍛えていない手内剣は使用しないとすぐに錆を生ずる。

本日は2時間かけて錆落としと焼き入れ、塗油の作業をした。

数が多いから一仕事である。

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武具の手入れはしっかりとやりたいものである。





(完)
by japanbujutsu | 2017-11-20 18:22 | 手内剣探究 shunaiken
久しぶりの打剣

11月は最高に忙しい。
OFFが一日もない。
まあOFFができるとそこに何か入れてしまうので結局なくなってしまうのが現状。

本日、自宅の手内剣場で2週間振りに稽古した。
さすがに腕は狂っていない。
天剣(七寸)は三間間から、

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地剣(六寸)は二間間から、

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人剣(五寸)は九尺間から、

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それぞれ打つ。
かなりの速度で打つので、当然命中率は長剣の方が雑になる。
人剣はほぼ全的中で、鬼的への命中率もかなり高い。

明日も打ってみよう。




(完)
by japanbujutsu | 2017-11-18 21:13 | 手内剣探究 shunaiken
天剣を打つ

地剣(6寸針剣)と人剣(5寸針剣)はほぼ九割以上の的中率があるので、最近は天剣(7寸針剣)をもっぱら三間の間から打っている。

仕事が終わって帰宅後、ほぼ毎日打っている。
手内剣の稽古場は自宅の裏に常設されているので、いつでも打つことができる。

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理想はすべての手内剣が的に対して直角に中ることである。
現在、大凡の刺仲率は7~8割、8寸的への的中率は3~4割といったところか。

某流派のように、姿勢を崩してまで的中率を高めたいとも思わないし、武術の基本を無視した打ち方は我が甲陽水月流では許されない。

特に手内剣を打ったときに後足の踵が浮くのは絶対に駄目である。

武術と娯楽を混同視してはならない。





(完)
by japanbujutsu | 2017-09-16 17:11 | 手内剣探究 shunaiken
手内剣近況

自宅の裏に手内剣の稽古場があるので、ほぼ毎日仕事が終わると稽古することができる。

天剣 (七寸針剣) は間合い三間から打って8~9割の確率で刺中。

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地剣 (六寸針剣) は間合い二間から打って9割以上刺中する。

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あとは的への的中率。
約8寸径の大きさで書いた 「鬼」。
およそその近辺には刺中するのであるが、ど真ん中に的中するのが少ない。

ちなみに人剣 (五寸針剣) は一間半の間合いからだとすべて鬼の字中に命中する。





(完)
by japanbujutsu | 2017-09-06 20:18 | 手内剣探究 shunaiken