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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

手内剣箱

武具の手入れは言うまでもなく、その保管や携帯のための箱も大事な物の一つである。
刀の場合も稽古刀などは刀架に掛けておいてもよいが、高価な刀剣類は「刀箪笥」に保管するのが鉄則である。

先般、骨董屋で手内剣を保管、携帯するための小箱を購入した。

手内剣箱_b0287744_2201722.jpg

やはり武具は趣のある時代箱に保管したいものである。
これもまた武人の嗜みであろう。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-02-10 10:52 | 手内剣探究 shunaiken
金翅鳥針剣を打つ

甲陽水月流における手内剣で使用するのは天剣・地剣・人剣の三種であるが、これとは別に長大な 「金翅鳥針剣」 というのがある。
長さは7寸5分~8寸、重さは180g。
これは三間前後の間合いで打つ。

金翅鳥針剣を打つ_b0287744_19222740.jpg

速度に難点はあるが、威力は抜群である。
実戦としてよりむしろ武術としての鍛錬に打つのがよい。

そして、この日はもちろん人剣を打ちまくる。
一間半~2間の間合い、それ以上は 「舞う」 ので、人剣には向かない。
2間で10本連打すると、写真のように八寸的にはほぼ収まるようになった。

金翅鳥針剣を打つ_b0287744_19224915.jpg

まだまだ、修行途上である。




(完)
# by japanbujutsu | 2017-02-08 17:08 | 手内剣探究 shunaiken
平型長剣

先に報告したとおり、筆者の手内剣研究も一応の結果を見た。
しかし、探究に終わりはない。
水月塾で制定した手内剣 「水月針剣 (天地人三剣) 」 以外にもそれぞれの手内剣の特性を知るためにいろいろと継続して稽古もしている。

本日 (1/31)、八寸以上ある平型の長剣を打ってみる。

平型長剣_b0287744_2154220.jpg

「コツ」 を習得したので、三間ではほぼ的中するようになった。
しかし、これは実戦では使えないと実感する。
長大きすぎて三間を超えるとまず敵に逃げられるか、あるいは弾かれる。
打剣の速度も落ちる。
しかし、実戦では使えなくても、それをどこまで使いこなせるかが武芸の修練。
居合の三尺刀もはっきり言って実戦ではほとんど役に立たない。
十手や鎖鎌もしかり。
すべては武芸の世界。
所詮、これらの道具が剣に勝てる見込みはほとんどない。
それをどこまで使えるかを学ぶのが武芸。
武芸=100%実戦であると勘違いしてはいけない。

そのような理由もあって、水月塾ではより実戦的でもあり、腕を磨けば効力もあるであろう水月針剣を採用した。




(完)
# by japanbujutsu | 2017-02-06 17:43 | 手内剣探究 shunaiken
七星齊眉棍

七星齊眉棍は拳法を約1年学んだ後、最初に学ぶ兵器である。
七星というのは套路線に由来する名称で、齊眉棍というのは棍を立てたときにその長さが自分の眉の高さになる棍のことをいう。
齊とは等しいという意味である。
この教えは日本の杖術にも影響しており、例えば天道流の杖でも各自の眉の高さと同じ長さの杖を使用するため、その杖は各自で特注しなければならない。

しかし、振興社の武術ではこの齊眉棍を基本とはするが、時に七尺棍や九尺棍を使って同じ套路を演じることがある(写真は七尺棍)。

七星齊眉棍_b0287744_20231926.jpg

この他にも丈二棍という十二尺の長棍があるが、これは演武場の清めに使用するもので、套路がない。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-02-04 17:09 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu
金鷹拳必殺技 「落嚢」

金鷹拳に敵の陰嚢を握り潰す「落嚢」 という必殺技がある。
敵のいかなる攻撃をも外すことができる手技を使い、敵の正面に入身して身体を一気に沈め、右掌で陰嚢を握り潰すのである。

金鷹拳必殺技 「落嚢」_b0287744_2214241.jpg

その握り潰し方まで口伝されている。





(完)
# by japanbujutsu | 2017-02-02 17:06 | 台湾彰化金鷹拳 Kung-fu

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