いよいよ長年手を付けなかった宮本武蔵の研究を始めることにした。
完結するまでどれだけの年数を要するのかわからないが、とにかく発動した。
先人の研究を見ると、どれもほとんどドングリの背比べであり、論も似たり寄ったり。
しかし、これら先人の研究に一通り目を通さないと、同じ迷路に入りかねないので、まずはだれが、どこまで、どのような研究を為したかを知る必要がある。
それを知った上で、新たな展開をなしていかなければ、研究などやらない方がよい。
世に武藏研究者は山のようにおり、五輪書の愛読者は世界中にいる。
研究経過はその都度、『水月』 紙上で発表していく。
(完)