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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

新刊『武術史蹟探訪記 第二巻』先行予約開始


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全国の忘れ去られた武術史蹟を探訪し、それを記録として残す本邦初の画期的な試みの第二弾。第一巻に続いて墓碑・奉納額・伝書・師範の履歴と遺品・その他、関連する史蹟を訪ね歩いて執筆した労作。各流武術形(復元)を多数の写真によって解説。多くの武道家に購読をお勧めしたい。

◆題名 『武術史蹟探訪記 第二巻』B5版、221頁
◆著者 吉元恵美(国際水月塾武術協会横浜支部長) 監修 小佐野淳
◆配本 1月下旬予定
◆先行予約特別頒価 6,400円(送料込み)
◆申し込み 以下の専用メールアドレスに郵便番号・住所・氏名・電話番号・冊数を明記してお申し込み下さい。郵便振替用紙を同封しますので、到着後3日以内に送金してください。申し込み〆切は1月23日(金)。以降は通常価格による頒布となります。少部数発行ですので早めのお申し込みをお勧めします。
suigetsujuku@bh.wakwak.com

◆内容
二刀流名人三橋鑑一郎
松崎浪四郎の墓を訪ねて
戸田一心斎の墓碑
謎の楊心流柔術家 澤田元一郎
天橋立と石見重太郎
示現流開祖善吉和尚
住吉大社の天神真楊流柔術奉納額
柴島神社の渋川流躰術奉納額
伊東甲子太郎最期の地
京都愛宕山の奉納額
根子集落のミステリー
天真一刀流開祖 寺田五右衛門
建仁寺塔頭禅居庵の新海流奉納額
窪田清音と源清麿
旗岡八幡神社絵馬殿の武術奉納額
上武両州の武術奉納額探訪 
 奥山念流柔術形(復元)/真之神道流柔術形(復元)/増山真業流棒術形(復元)
江戸浅山一伝流家元森戸家と南信伝浅山一伝流
 森戸伝浅山一伝流柔術形(復元)
戸塚派揚心流柔術を訪ねて
木更津の不二心流奉納額と中村一心斎
 不二心流剣術形(復元)
牛込柳町に眠る小野派一刀流剣士を訪ねて
 甲州伝小野派一刀流剣術形(解説)
千葉家(北辰一刀流)歴代の謎を追う
祖師ヶ谷大蔵の気楽流奉納額
松代藩領の武術 その二
赤坂鍔に魅せられて


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(完)

# by japanbujutsu | 2026-01-12 14:30 | 出版・広報 Public info.
令和8年 謹賀新年


新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。


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# by japanbujutsu | 2026-01-01 00:01
寺社の低質化


武術史の調査では寺社を訪ねることが必至であり、時には住職や宮司の知恵を借りることもあり、あるいは保管してある品を見せていただくために拝観依頼をすることも屡々ある。

しかし、いつも言っているとおり、近年の住職や宮司は無能が多く、不勉強極まりない。

群馬の榛名神社では絵馬専用の倉庫を新築していながら、肝心の武術奉納額を公開していない。

三鷹の龍源寺では近藤勇の神文血判状を公開しない。

京都泉涌寺塔頭戒光寺では御陵衛士の墓地を拝観させない。

沖田総司六本木の専称寺にある沖田総司の墓も公開していない。

これでは、研究を阻害するばかりでなく、その存在意義すらもない。

今回も、長野県千曲市の武水別神社に奉納額の調査に出向したら、宮司は「そのようなことは知りません」と無知丸出しの回答。
自分が神主になったら、神社のどこに何があるかぐらいは把握すべきである。
カネにならないことには興味がない。
この神社のトイレの汚さと言ったら、全国トップであろう。
こんな神社でお祓いをしてもらっても心身は清められない。

画像は山南敬介の墓を公開している京都壬生の光縁寺。100円で境内に入れるが、無料にすべきである。どこまでカネに執着するのか。


寺社の低質化_b0287744_17464403.jpg


(完)

# by japanbujutsu | 2025-12-30 17:47 | 史蹟探訪 historic site
消える古伝居合


現代居合道に与せず、頑なに古伝技法を墨守した黒田鉄山氏が黄泉の客となり、我が国から真の古流居合が消えようとしている。

某氏が動画投稿サイトであからさまに批判しているその場に居着いての早抜き居合。

平和な時代に創作された見た目重視の大道芸なので、批判するまでもないが、確かにおぞましいかぎりである。

古流居合に関しても古伝の技は次々と崩れている。

わが関口流抜刀も大分では全剣連に加盟して正座にしてしまったし、紀州本家では打太刀が短刀ではなく、脇差しになってしまった。

同じ状況は林崎夢想流でも起きている。

これなどは氷山の一角に過ぎず、それをよしとして稽古している人たちに何をか況んやではあるが、古伝を失った居合には魅力の欠片もない。

画像は頑なに古流を守り続けた(新たな技法を加えたが)関口流の先師青木規矩男の凄まじい斬撃。


消える古伝居合_b0287744_13024282.jpg



(完)

# by japanbujutsu | 2025-12-26 13:05 | 技法研究の部屋 Skill
あり得ない誤読


故あって『宮本武蔵 五輪書』(徳間書店/神子侃訳)を購入した。

初版は昭和三十八年で、昭和五十年の時点で二十九刷に至っている長寿本であった。

著者の神子侃氏は、本名村山孚。

歴史物の本を多数上梓している執筆家である。

さて、本書の表紙をめくり、口絵の写真を眺めていて、さすがに開いた口がふさがらなかった。


あり得ない誤読_b0287744_22160551.jpg


武蔵が書いた書の読みが「真指」となっている。

真指とはいったい何だろうか。

解読して変だとは思わなかったのだろうか。

出版社も原稿を見ているはずである。

この書は「直指人心」と書かれている。

仏語である(ここでは意味には触れない)。

そもそも「人心」の二文字はどこに消えてしまったのだろう。

こういう低劣な誤読があると、他の著書のレベルも推して知るべしである。

研究には細心の注意を以て取り組みたい。





(完)

# by japanbujutsu | 2025-12-22 07:00 | 武術論考の部屋 Study