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国際水月塾武術協会 International Suigetsujuku Bujutsu Association

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本会が伝承している武術流派と古武道全般の技法・歴史・文化などを解説します。文章・記事・写真の転載は固く禁止します。

無知な受付の女と失礼極まりない尼僧


滋賀県大津市(旧膳所藩)に武術史の調査に出かけた。

まず、三井寺では「絵馬堂にいきたいのですが・・・」と意を告げると、無知極まりない女性の受付が「絵馬堂には何もないですよ」と返答。

しかも「開門の30分前なので、中に入ることもできません」とのこと。

では「30分待ちます」と受付の前で待機。

ここでかなりの口論となるが、「どこにも入らないならどうぞ」と20前に入れてくれた。

それはいいとして、またもや「絵馬堂には何もないですよ」だって。

頭にきたので「その絵馬を見に来たんだよ」と言い返してやった。


無知な受付の女と失礼極まりない尼僧_b0287744_21395385.jpg


次に、縁心寺という膳所藩主本多家の菩提寺に行く。

ここには有名剣士の墓があるのだが、墓地を探しても見つからない。

しぱらくすると尼僧が出てきた。

墓の所在をきくと、子孫が転居した際に、墓も持っていってしまったとのこと。

それはそれでいいが、帰りがけに「線香のひとつもあげてください」と。

一瞬「はぁ?」と思ったが、墓がないのにどこにあげろというのだろうか。

それどころか、我が家の墓はこんなところにはない。

大津市民だと思ったのだろうか。

よく考えたら「志納金」ぐらい出せということだと思ったが、墓地を歩いただけで、しかも目的は一つも達成できず、ここでも言い返してやろうかと思ったが、精神的によくないので、やめておいた。

今回、他の奉納額や伝書のことでご案内いただいた神主様と膳所歴史ガイド倶楽部会長様にはとても暖かくご対応していただき感謝に堪えません。




(完)

# by japanbujutsu | 2025-12-01 21:41 | 史蹟探訪 historic site
武術史研究の一片


先般実施された松代藩文武学校武道会の演武会に合わせて挙行された無双直伝流師範の墓碑整備並びに墓碑説明板設置の式典の際、少しだけ墓地を歩いてみた。

無双直伝流師範の墓碑があるということは、その弟子の墓も少しはあるはずである。

そう思いながら、墓石を見て歩く。

するとすぐにそれらしき墓石が目に付いた。

こういうときには俗名ではわからないから、戒名を見て見当を付ける。

目に付いたのは「双山直流居士」。


武術史研究の一片_b0287744_21472512.jpg


無双直伝流師範の一人、滝沢武太夫の戒名が「直伝本流居士」だから、これは時代的に見て滝沢の高弟であるに違いないと判断。

墓石の裏に廻ると俗名は丸山健治喜治とある。


武術史研究の一片_b0287744_21475575.jpg


手元に史料はなかったから、撮影だけして、帰宅後に調べてみた。

すると滝沢の門人帳の中に「健治」の名を発見。


武術史研究の一片_b0287744_21480025.jpg


昇格審査に際しては後輩の受をとったり、行司を務めたりしている。

こんなふうにして武術史研究は進んでいく。

今までだれも知らなかったほんの小さな歴史でも新発見というのは、調査の醍醐味である。

皆様、技の稽古は大事ですが、たまには武術史探訪の小旅行でもしてください。

歴史は加速して消えて行きます。





(完)


# by japanbujutsu | 2025-11-26 21:55 | 史蹟探訪 historic site
「神道」は古来、「しんとう」と読む


会話の機会が希薄になり、口伝が失われ、修行の浅い者たちによる勝手な解釈が介入して、正伝が失われるということは日本文化の伝承過程においてよくあることである。

武術の世界でも誤った観念や誤伝が急速に流布し、誤説が正説を駆逐してしまう状況が散見される有様である。

誤りを正すため、事あるごとに世人を啓蒙していかないと、いずれは正論がこの世から消えてしまうことになりかねない。

何度も繰り返し述べてきたことだが、今回もまた、流儀名の読みについて述べる。

それは誤読が無知なる流儀の伝承者からの発信により、それがマスコミまで盲目的に引用、あるは検証せずして孫引きするという、もっともあってはならない現象が蔓延っているためである。

大学生の論文が孫引きの寄せ集めだ、などと苦言を呈している場合ではない。

社会人自らが検証せずして無鑑査のまま、誤読を放置している現状で、学生の論文にもの申す資格はない。

閑話休題。

◆神道夢想流杖術 ほとんどの団体が「しんどうむそうりゅう」と言文。

◆神道無念流剣術 ほとんどの団体が「しんどうむねんりゅう」と言文。

◆天道流 宗家を名乗る団体が「てんどうりゅう」と言文。

◆天真正伝神道流 正しく「しんとうりゅう」と言文。

そもそも日本古来の宗教である神道に「しんどう」という読みはない。これが一部の影響力のある者によって「しんどう」と読まれたために、この読みが市民権を獲得してしまい、辞書にまで引用される有様となった。

しかし、武術は神祇、神道と深い関係にあるため、どの流儀においても流祖の時代から「しんとう」と読むのが習わしとなっている。

香取の神道流と鹿島の「新当流」は、ともに流祖以来「しんとうりゅう」と読んできた。新当流を「しんどうりゅう」と読むことは絶対にあり得ない。

今でも、神道夢想流の一部の団体では「しんとうむそうりゅう」と正しく読ませているし、私が伝承する八戸藩神道無念流では「しんとうむねんりゅう」と読ませている。

天道流も美田村千代師範が健在の折には「てんとうりゅう」と読ませており、次代の武子氏が代表になってからもしばらくは「てんとうりゅう」と読ませていたが、いつしか正しい伝承を受けていない人たちによって「てんどうりゅう」と誤読され、この誤読が流布されてしまった。

志し熱い若者たちの決断によって正しい読みが復活することを願う。


江戸時代の『武稽百人一首』には神道流に「しんたうりう」とルビが振られている。

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また、古い古武道演武大会のパンフレットには天道流に「てんとうりゅう」とルビがある。

「神道」は古来、「しんとう」と読む_b0287744_16044675.jpg
「神道」は古来、「しんとう」と読む_b0287744_16045297.jpg




(完)

# by japanbujutsu | 2025-11-17 16:22 | 武術論考の部屋 Study
ドイツの古参会員が稽古に来富


入会してから13年経つドイツの会員が柳生心眼流兵術を復習するために来富している。

本日は21箇条を徹底的に復習した。


ドイツの古参会員が稽古に来富_b0287744_21404019.jpg


彼はブランクが長かったために動作を思い出すまでに苦労していたが、後半は持ち直してなんとか形になってきた。

明日はその続きと他の古流もやる予定である。




(続く)

# by japanbujutsu | 2025-11-14 21:41 | 演武会・講習会 Seminar
天神社奉納演武


昨日は我が水月塾の奉納額が掲げられている富士吉田市の天神社で奉納演武を行った。

神社の新嘗祭に合わせての演武で、今年で4回目となる。

生憎の雨のため、正式参拝の後、そのまま拝殿の中での演武となった。

奉納したのは師範の三名。

柔術、短刀、剣術の打太刀はすべて私が担った。

約30分の演武であったが、観客は神社関係者で、武術の知識がないため、このくらいの演武時間で丁度よかったと思う。

神聖な拝殿での演武であったため、写真撮影は遠慮し、奉納額の前で記念の一枚だけカメラに収めた。



天神社奉納演武_b0287744_15285543.jpg



(完)

# by japanbujutsu | 2025-11-10 15:29 | 演武会・講習会 Seminar